健康的な生活を送る上で、歯の咬み合わせはとても重要です。 咬み合わせが悪いと、さまざまな症状が体に出てきます。
咬み合わせが悪いとしっかり咀嚼ができないので唾液の分泌量が少なくなり、自然に細菌を減らす能力も低下します。また、歯が一列に並ばないため、プラークが残りやすくなり虫歯や歯周病になりやすくなります。
人間の頭部は全身の重心のバランスと密接に関係しています。そのため、咬み合わせが悪くなると頭部全体につながる筋肉のバランスが崩れ、全身の重心もアンバランスになってしまうのです。
全身の重心がアンバランスになると、身体は自然とずれを調整しようと全身の筋肉や骨を動かし、どこかに余計な負担をかけます。その結果、頭痛や腰痛、肩こりといった症状があらわれるのです。
咀嚼能力が低下すると、食べものを丸飲みすることが多くなり、消化器官に負担をかけます。
歯ぎしりは、ストレスを解消するために無意識に行う癖だといわれています。しかし、咬み合わせの悪い方が歯ぎしりをすると集中力が欠けたりイライラしたり、逆にストレスを誘発してしまうともいわれています。
咬み合わせの治療では、歯列の矯正や、マウスピースのようなスプリントを作成し、 咬み合わせを正常な形に調整していきます。